渋谷駅前のんべい横丁酒処「水車」
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第4回 2.26事件。子供心に覚えています。
 2.26事件が起きたのは私が6歳のときでした。
 昭和11年の2月26日の夜でした。

 夕方より雪が降りだし、深夜まで大雪がしんしんと降り続いていました。
 そんななか、2.26事件が起きたのです。

 下町では、半纏に地下足袋、赤の腰紐、ハチマキ姿の“号外屋さん”が小走りで、腰紐に付けた金色の小さな鈴をチンチンと鳴らし、「号外、号外」と叫びながら、30分おきに号外を配っていました。

 腰にぶら下がった鈴は3つ。お寺の鐘を小さくしたようなもので、小走りをすると3つの鐘がぶつかってチンチンと町中に響き渡りました。

 号外が配られるのは、国がらみの事件がほとんどでしたから、号外屋さんが来ると、子供ながらに何か大変な事件が起きたのだと感じていました。

 その夜も父と母は、ヤカンのお湯が湯気をたてる火鉢を囲んで、無言で号外を見ていました。何かまた大事なことが起きたのだと、子供心に私は感じていました。
 父も母も黙って号外をただ見ているだけで、一言も発しません。

 その雰囲気で普通じゃないと察し、黙ったままの父と母を傍で見ながら、その夜は心配で心配で寝ていられなかったことを覚えています。

 父や母は、世の中が刻々と変わっていくことを肌身で感じていたのだと思います。


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